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「自分で選ぶ」がある暮らしへ―いちじくの里が目指すユニットケア

「自分で選ぶ」がある暮らしへ―いちじくの里が目指すユニットケア

令和9年2月の開設に向けて準備を進めている、特別養護老人ホームいちじくの里。

いちじくの里には、従来型72床とユニット型40床の特別養護老人ホームを整備します。

今回は、その中でも「ユニットケア」について、私たちが大切にしていきたい考えをご紹介します。

ユニットケアの理念は、「その人らしい暮らしの継続」です。

介護が必要になり、住み慣れた自宅から施設へ生活の場所が変わったとしても、それまで大切にしてきた生活習慣や好み、その方らしさまで変える必要はありません。

いちじくの里では、施設に入居してからも、できる限り自宅で暮らしていたときのような生活を続けていただけるよう、取り組みを進めていきます。

「施設の時間」ではなく「その人の時間」を大切に

私たちは普段、自宅で何気なくたくさんのことを自分で決めています。

「今日は何時に起きよう」

「朝はパンにしようか、ご飯にしようか」

「今日はこの服を着よう」

「テレビを見よう」

「少し休んでからお風呂に入ろう」

一つひとつは小さなことですが、自分のことを自分で決めることは、その人らしく暮らすうえでとても大切なことです。

施設に入居すると、安全面や介護の必要性から、どうしても職員が生活を決める場面が増えがちです。

しかし、「介護が必要だから職員がすべて決める」という生活では、その方らしい暮らしから少しずつ離れてしまうかもしれません。

そこで、いちじくの里のユニットケアで大切にしたいのが、「自己決定」と「自己選択」です。

「どちらにしますか?」から始まる自己選択

自己決定・自己選択というと、少し難しい言葉に聞こえるかもしれません。

でも、実際には毎日の暮らしの中にある、とても身近なものです。

例えば、

「今日はどちらの洋服を着ますか?」

「お茶とコーヒー、どちらにしますか?」

「リビングで過ごしますか?お部屋でゆっくりしますか?」

「レクリエーションに参加しますか?」

そんな小さな選択をご本人にしていただくことも、大切な自己選択です。

職員にとっては、「こちらのほうが早い」「こうしたほうが効率的」と思うことがあるかもしれません。

それでも、まずご本人の気持ちを確認する。

「どうしますか?」「何がしたいですか?」

とお聞きすることを大切にしていきたいと思います。

自分で選び、自分で決めることは、その方の尊厳を守ることにもつながります。

これまでの生活を知ることから始める

その人らしい暮らしを支えるためには、まず、その方を知る必要があります。

何時頃に起きていたのか。

どんな食事が好きなのか。

どのような仕事をしてきたのか。

趣味は何だったのか。

家ではどのように過ごしていたのか。

ご本人との会話はもちろん、ご家族からもお話を伺いながら、これまでの生活を知ることを大切にします。

例えば、ご自宅で毎朝新聞を読むことが習慣だった方なら、その習慣をできる限り続けられるようにする。

洗濯物をたたむことが日課だった方なら、無理のない範囲で続けていただく。

植物を育てることが好きだった方なら、施設でも植物に触れられる環境を考える。

施設に入ったから、それまでの暮らしをすべて終わりにするのではありません。

「今までどのように暮らしてきたのか」を知り、「これからどのように暮らしたいのか」を一緒に考える。

それがユニットケアの出発点です。

できることを奪わない介護

介護では、安全を考えるあまり、職員が先回りしてお手伝いしてしまうことがあります。

しかし、ご本人ができることまで職員が行ってしまえば、その方が持っている力を使う機会が少なくなってしまいます。

時間がかかっても、ご自身でできることは見守る。

少しお手伝いすればできることなら、一緒に行う。

「やってあげる介護」ではなく、「できることを続けられるように支える介護」を大切にしていきます。

自分でできたという喜びや、誰かの役に立っているという実感も、その人らしい生活を支える大切な要素だからです。

「ここが私の家」と感じていただける場所へ

いちじくの里のユニット型は40床です。

少人数の生活単位の中で、職員とご入居者が顔なじみの関係を築き、一人ひとりの生活リズムを大切にした介護を目指します。

私たちがつくりたいのは、「介護を受けるためだけの場所」ではありません。

朝起きて、食事をして、好きなことをして、人と話して、ときには一人でゆっくり過ごす。

そんな当たり前の日常があり、

「ここが自分の暮らす場所」

と思っていただける施設を目指しています。

介護が必要になっても、自分で選ぶこと、自分で決めることを大切にする。

そして、これまでの暮らしをできる限り続けていただく。

「その人らしい暮らしの継続」というユニットケアの理念を、日々の小さな関わりの中で実践していくことが、いちじくの里の目指す介護です。

現在、いちじくの里ではユニット型・従来型ともに入居者を募集しています。

「どちらが本人に合っているの?」「どんな生活ができるの?」など、ご不明なことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

ご本人とご家族の想いを伺いながら、その方らしい新しい暮らしを一緒に考えてまいります。

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